SSブログ
環境配慮行動 ブログトップ
前の10件 | -

エコポイントと環境配慮行動 [環境配慮行動]

 絶対反対という訳ではないのですが、エコポイントの研究をしている私としてはどうしても引っかかってしまう話題です。“政府エコポイント”を住宅分野に拡大して継続するようです。

  以前にもブログで書いたのですが、エコポイントは環境を考えた生活を送る「環境配慮行動」を誘発するきっかけとしては思い白いツールだと思っています。

 しかし、“政府エコポイント”は消費行動を誘引することを目的として、経済を活性化させて省エネ機器の普及を目指しているわけです。一方環境配慮行動の場合は消費側の省エネ生活を目指すわけですから省エネ社会を構築する両輪の反対側ということになります。

 本当に省エネ機器が普及することができるのであれば、それはそれで効果があるのかもしれませんが、先日の調査結果によると、テレビが売れたのは2台目、3台目の需要を満たしただけでデジタルテレビの世帯普及率は思った以上にあがっていないようです。となれば、テレビの総台数が増えたことで消費電力は結局増えているのかもしれません。

 これでは、環境に優しい社会の実現とは違った方向に行っているのではないかと思います。口が悪いかもしれませんが、「環境に優しい兵器で戦争を行っているからこの戦争は環境に優しいんだ・・・」という理屈が成り立ってしまうのではないかと・・・

 ということで、「景気浮上ポイント」とか「消費拡大ポイント」、「セレブポイント」とかにして分かりやすくしてはどうかと思うのですが・・・。そうでないと、消費を起こせないものは環境に優しくないみたいなので・・・(笑) 


こんなエコポイントなら・・・ [環境配慮行動]

まぁ、経済活性化対策としてのエコポイントなのですからどうのこうのという筋合いではないのですが・・・。
もし、本当に環境配慮行動を誘引するためのエコポイントならどうなるかを考えてみます。

まず、テレビ。「テレビを見ない宣言」をして、国営放送の受信料を解約する人に対してエコポイントが与えられるべきでしょう。もちろん、そのエコポイントでテレビを買うことはできません。または、現在使用しているテレビよりも小さなテレビを購入する場合もエコポイントの対象にします。

冷蔵庫。野菜などは冷蔵庫を使わなくても保存ができます。冷蔵庫に依存する食生活を可能な限り見直し、できるだけ小さな冷蔵庫を購入する人や現在使っている冷蔵庫よりも小さな冷蔵庫を購入するというダウンサイジングする人にポイントを付与します。

エアコン。エコポイントは地方部居住者のみを対象として、エアコンから扇風機に変更する人にエコポイントを付与します。首都圏や都市生活者の夏はヒートアイランド現象などが顕著になってきていますので、無理に扇風機にすることを推奨しませんが、首都圏や都市部居住者にはエアコン使用税を課税します。

そして、自動車。エコカーなど中途半端な言い回しはやめて、「自動車を廃車し、もう乗らない」という人に対して、10年間の公共交通無料パスを渡します。一人持っていれば、同時に乗車する家族も無料ということにすれば、週末は家族で公共交通を使って出かける人も増えてくるでしょう。もちろん、これは地方部では難しいと思いますので、エアコンのエコポイントが使えない代わりに首都圏、関西圏、名古屋圏など地下鉄やバスなどの公共交通が発達している地域を対象にします。地方部の人間が公共交通の利便が得られない・・・という反論があるでしょう。しかし、人口が集中する都心部の居住者のみに限定することで、地方部への移動を促進させ、経済的効果を得ることができます。もし、地方部居住者に同じ利便性を設定すると、地方部から首都圏への流入が増えてしまうので経済的波及効果は一転集中になってしまいます。

ついでに高速道路ですが、高速道路を使う乗合バスや路線バスの通行料を無料にします。乗客は一般道路を走るバス代と同じような感覚で高速バスを利用することができます。

なんて、ことをやればCO2の排出量は抑制され、低炭素社会実現に近づくと思うのですが・・・(笑)


nice!(14)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

政府エコポイントの名称を考える [環境配慮行動]

政府経済対策の“政府エコポイント”。正式名称は「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」。すなわち「家電普及促進」を目的とした経済対策なわけです。ということで“エコポイント”と名称だといかにも環境に配慮した行動のように見せかけているようにしているというのが国民の認識のようです。

ここは正直に「消費ポイント」とした方が分かりやすいのではないかと思います。今回の政府エコポイントがなくても、家電量販店などでは購入ポイント制度などが普及していましたし、クレジットカードを使えばそれなりのポイント付与されて商品やサービスなどと交換ができていました。そこにさらに政府によるポイントが付くよ・・・という方が分かりやすいと思うのです。

ということで、消費ポイントだとどんな名称が考えられるかと言いますと、“Consumption Point”とか“Eat up Point”などが考えられます。


または、某大手自動車会社が呼びかけている「エコ替え」として“Replacement Point”とかでも良いのではないかと思います。自動車会社のキャンペーンもエコポイント事務局もたぶん同じ広告代理店の発案でしょうから、一緒にすれば面白かったのに・・・と。いっそのこと堂々と「エコ替えポイント」でも良かったのでは(笑)。

そうですね、私だったら“Eat up Point”あたりがインパクトがあって面白かったと思いますね。


nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

エコポイント交換商品決定 [環境配慮行動]

紫陽花の写真をアップしようと思ったのですが、どうしてもこの話題が引っかかってしまいました。

交換商品が発表になったようですが、ほとんどが交通系も含めて金券でしたね。経済対策なのですからこんなもんかな・・・と思っていましたが、せっかくなら環境配慮行動を誘引できるようにして欲しかったな・・・というのが正直な感想です。

たとえば、EXPOエコマネーでも採用したように植樹への寄付を選択肢にいれるだけでなく、環境活動をしている団体などにエコポイントを使うということもあったのではないかと思います。百歩譲って産業・経済的な分野というのであれば研究開発助成などをしている新規技術やそれを活用した商品などの購入促進に当てるというのも良かったのではないかと思います。

また、太陽光発電などの再生可能なエネルギーインフラ整備を促進し低炭素社会を構築するためのファンドなどへのポイントを使うというのもあっても良かったかもしれません。まさに、国民が選択する目的税みたいになります。

先日某全国ネットのテレビのディレクターさんに意見を聞かれて、上述のような話をしたところ、「世間的にエコポイントは割引制度ぐらいの意識しかないですよ・・・」と言われてしまいました(笑)。

それはそうと、私が一番引いたのは事務局経費の莫大さですね。3年間分の基金管理及び事務局指導監督業務費が1.2億円。事務局経費が3年間で68億円なんだそうです。最近は全てホームページで公開されているので分かりました。たぶん、国民全体の事務手続きを考えるとそれなりに経費が掛かるのでしょうが、それにしても大きな金額ですね。

う~ん、やっぱり環境配慮行動をエコポイントで誘引するのは難しいのでしょうか・・・


nice!(6)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

酵素による生ごみ処理箱 [環境配慮行動]

年末から実験している酵素分解により生ごみ処理箱。 化学を専門としてる知人から面白いのがあるから試してみない?という話にのってみました。生ごみ処理は土地がないと難しかったり、余計にエネルギーが必要だったり・・・さらに二酸化炭素排出量削減にもつながらない・・・で私個人としては導入に少々躊躇していたのですが、紹介してもらった処理箱は堆肥が出ないのと油なども分解するということだったので、興味本位で試してみることにしました。

通常の微生物・バクテリア分解の生ごみ処理機との違いは、残飯や廃食用油も処理できるという点。生ごみ処理機で堆肥化を行おうとすると、調理ごみは利用できても、調味料や塩分が入ってしまった残飯では堆肥化を行うことが難しいということ。メタンガス化してエネルギーを取り出すのであれば良いのですが、これだと個人の家庭ごみでは量が少ないし、設備も大変となります。

と言うものの、見た目はバクテリア処理のごみ処理機とは変わらないし、本音では・・・本当なのかな・・・で始めた実験でした。 丁度年末年始に掛かるので、毎年年明けの可燃ごみ収集日まで生ごみをどうするか・・・という話もあったので、今年はこの生ごみ処理箱に頼ってみることにしました。毎日かき混ぜて、空気を供給していただけなのですが、最近はふたを開けると水蒸気が出てくるようになり、10日ほどで、ほとんどの生ごみや残飯は跡形もなく処理されていました。

いろいろと調べていると、酵素とバクテリアのハイブリッド分解ということなんでしょうかね。注意するのは毎日の生ごみ投入量のようです。ある一定量を超えると処理能力を超えるようです。こちらは、ごみを出さない生活を考える上では良い制限かもしれません。

しばらくは、この生ごみ処理箱の実験を続けてみたいと思います。

_1061945.jpg

nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

カップ麺のエコなカタチ [環境配慮行動]

欧州調査中にたまった仕事も、欧州調査の整理もまだできておらず焦り気味の日々。気晴らしに娘とスーパーに買い物へ出かけてみました。そこで娘と見つけたのが、カップ麺のリユースセット。電子レンジで作るということで、容器は何度もリユースできるというもの。しかし、この容器が結構高い。詰め替え用の麺は100円ちょっと。これで本当にエコなのだろうか・・・と、娘と話し合いながらも現実を受け入れてみようということで購入。女房は冷ややかだったか、まぁ、容器分だけでもリデュースできれば良いじゃないか・・・と思ったが、よく考えたらカップ麺を食べなければ良い訳だ(笑)。しかし、深夜仕事の多い私には、どうしても必要な食料なのです・・・。

_92059732008092001.jpg
 OLYMPUS E-510,ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6
 
_92059782008092002.jpg
OLYMPUS E-510,ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

環境に優しい購買行動って? [環境配慮行動]

6月は環境月間ということで、環境関連のイベントやらなんやらと騒がしいですね。
とあるCMを見て思ったんですが、グリーン購入というのはエコに優しい商品の購買促進運動だったっけなと・・・。
まずは今使っているものを大切に使って、そして次に購入する際に環境に優しいものを“選びましょう”と思ったのですが。
今使っているものよりも環境に優しいものが販売されたので、そちらに買い替えましょう?だったかな・・・

「エコ替え」

珍しく、環境行動にあまり積極的でない友人たちからも評判が悪い。
あまりにも企業の思惑がストレート過ぎて笑ってしまった。
私は今乗っている車を大切に乗り続けたいと思っている。


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:blog

カーボンオフセット [環境配慮行動]

八穂環境学習教室の協力で、アースデイ愛知2008緑流生活エリアでのカーボンオフセットとしてドングリの苗を植えました。排出量のバランスとして良くある光景です(笑)。短期的には二酸化炭素排出量バランスは取れるのかも知れませんが、長期的には・・・。なんて考えていたら、「あまり難しいことを考えると何もできなくなりますよ・・・」と友人が忠告してくれました。
ふと気づくと、子供たちが楽しそうに植えているのを見て、カーボンオフセットがどうのこうの・・・ではなく、単純に生き物を育てることの大切さを伝えるべきだろうなと気づいたのでした。

_5256668.jpg
  
_5256692.jpg
 

 


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

環境意識かコスト意識か・・・ [環境配慮行動]

環境配慮行動は環境意識が高い人ほど行うというのが一般的でした。実際欧州の調査ではそのような結果が出ています。日本の環境政策もその考え方にのっとり、人々の環境意識を高めることで環境配慮行動を誘発し、Co2の削減や生態系の保全などを進めようとしています。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

不都合な真実 DVD版登場 [環境配慮行動]

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • 発売日: 2007/07/06
  • メディア: DVD

来月早々にアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領の「不都合な真実」がDVD化されるようです。発売は7月6日なので、来月早々ですね。映画館では結局観ることができなかったんですよ。上映準備をしていた某流通企業のお手伝いを少しだけしたのですが、結局時間が合わなくて。DVD化されるだろうから、そのときに・・・と待っていました。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog
前の10件 | - 環境配慮行動 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。