ペンギンも難民? [環境問題]
こういったニュースを見ると考えてしまいます。ペンギンなどの野生生物をモチーフにすることで正しいことを見誤ってしまうのではないかと。
一番守らなければならないのは地球上に生息している人間という家畜化した野生生物の絶滅なんじゃないかと。
こんな事を言っていると、環境サークルに入っているような学生たちから嫌われてしまうんですよね・・・(笑)
地球上に存在するという意味 [環境問題]
図鑑でも、動植物園でも構いませんが、生物たちを眺めていてふと考えることがあります。
「この存在も何か意味があって、そのために存在しているのだろう」
首の長いキリン。角のあるサイ。巨大な身体をもったカバやゾウ。そして、地球上にどれだけいるの分からない昆虫類など。
そして、人類はいったいどんな意味をもって地球に存在しているのでしょうか。
ジュネーブモーターショーもエコ盛り [環境問題]
ジュネーブのモーターショーもエコカーのオンパレードなんだそうです。
私自身、あまり車には興味がなく、高級車志向でもないのでモーターショーと言ってもピンとこないのですが、ハイブリッド車や燃料電池車よりも軽自動車の更なる燃費向上とかの研究をしてもらったほうが嬉しいのに・・・と思います。
インドの自動車会社が作っている「タタ・ナノ」。こんな感じの自動車がもっと出てきても良いと思うのです。
カーボンマイナス? [環境問題]
東京オリンピックの開催計画の中に「カーボンマイナス」というのが掲げられています。「カーボンオフセット」を超えて「カーボンマイナス」なんですね。
「カーボンマイナス」とは「市民の日常生活や企業の事業活動によって生じる温室効果ガス排出量に対して、その市民・企業等が他の場所で実現した排出削減・吸収プロジェクトによる排出削減・吸収量と、購入したクレジット量等の合計が上回っている状態をいう。」ということだそうです。
いやいや、これはちょっと違うんじゃないかと思うのですが・・・。まず、排出権取引をしたからと言って、購入した分の温室効果ガスを排出しても大丈夫・・・というのはどうもなぁ・・・と思ってます。この件については、様々な意見がありますが、あまり意味がないのではないかという専門家は多いです。と言っても、今の空気ではこういったことを言うと「変人研究者」扱いされてしまいますが・・・(笑)。私も排出権取引というのは懐疑的でして、今問題になっているサブプライムローンのように、実態のない取引になってしまうのではないかと危惧しています。
そして、植林によるCO2削減という話も悩ましいですね。短期的にはCO2を吸収していることになるでしょうが、100年、200年の長期で考えれば、木質材料が分解する際に発生するのは「水」と「二酸化炭素」なのですから、正確にはCO2は減らないはずなんですけど・・・。
愛知万博の計画の際も、温室効果ガス削減の調査や議論がありましたが、結局排出量を技術革新で70%に、市民生活で70%にすれば、
0.7×0.7=0.49
となり、排出量は約半分になるというのが当時のエネルギー関係のプロジェクトチームの座長であった柏木孝夫教授の論理でした。私はこの考え方は一理あると思います。もちろん、技術革新でエネルギー効率を70%になった機器類を買い替えることのエネルギー使用量を考慮しないといけないとは思います。
それにしても、「カーボンマイナス」というのは言いすぎじゃないかと思いました。
地球に優しい大企業 [環境問題]
前回、毒を吐いたので、もう一発・・・(笑)。
自動車だけでなく、電力や石油・・・どう考えても、温暖化ガスを排出してるよなぁ・・・と思える大企業ほど、「環境企業」を訴えるCMや広告が派手な気がします。最近のテレビのスポンサーはほとんどがこれらの企業なので、「環境企業」を訴えるCMを自然と多く見る事になります。また、環境を取り上げている雑誌を中心に、出版物の広告を見ると、またまた同じ企業ばかり・・・。
もう、こうなると呆れるのを通り越して、ブラックジョークに見えてきます。
まずは、
「我々の企業活動でこれだけの温暖化ガスを排出してきました・・・。しかし、これじゃまずいと思いまして・・・」
ぐらいから入って、
「これこれこういった技術を開発したところ、なんとかこれだけの排出量削減できる目処がたちました。いつかはこういったわが社の●●が必要のない社会が築かれると思いますが、カスタマー皆様にとって今直ぐという訳にはいかないと思います。もちろん弊社も多くの従業員を抱えておりますので直ぐに販売を中止するわけにはまいりませんが、将来に向けて努力してまいりたいと思います。カスタマーのみなさまのご理解とご理解をいただいて、是非、買い替えの際は、この新技術を使った新製品に買い替えていただけませんでしょうか・・・」
なんて言うのは無理かなぁ~(笑)
エネルギーの地産地消 [環境問題]
木質バイオマスに関する調査を行ってます。山の資源をエネルギーに活用に促す場合の課題や問題点を探るとうものです。この問題については、多くの文献や資料、新聞・テレビなどでも伝えられていますが、中部地域の現状を知っておこうと思ったのです。
バイオマスとの出会いは(笑)・・・と言うほどのものでもないですが、愛知万博の基本計画を作っているときのことです。バイオマスをどうやって一般市民に分かりやすく伝えるのか・・・を学識経験者や霞ヶ関役人、企業関係者たちと頭をぐちゃぐちゃにして考えていました。私は都市プランナーとしての立場なので、都市を維持するためのエネルギー問題を考えていました。
今回、木質材料をペレット化し、それをストーブやボイラーに活用するという流れの中で、普及に向けてどういった課題があるのかをヒアリングしてきました。
まだまだ結論が出るところまでには至っていないのですが、どうも普及の鍵は我々の普段の生活の意識次第・・・というか、とても単純なところにあるようです。 しかし、それが簡単にいかないのがこの人間社会の難しいところのようです・・・
バイオマス―誤解と希望 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)
- 作者: 奥 彬
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
図解入門 よくわかる最新バイオ燃料の基本と仕組み―次世代エネルギーの動向がわかる バイオマス燃料の現在・未来・課題 (How‐nual Visual Guide Book)
- 作者: 井熊 均
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
ヒノキの稚樹を探す [環境問題]
ヒノキの稚樹を探してきました。加子母ではヒノキの子供がたくさん産まれるそうです。それは加子母の土が大きな影響を与えているそうです。コップ一杯分の稚樹を持って帰って、それぞれ育てることになりました。
加子母大杉 [環境問題]
樹齢数千年の加子母大杉と会ってきました。この杉を守るために周りの建物を移動して根を保護しているそうです。杉の年齢から考えると、人間の活動はほんの一瞬な訳ですから・・・。見えないエネルギーをいただきました。
メキシコマンネングサ [環境問題]
屋上緑化に使われるセダムと呼ばれる植物のうち、メキシコマンネングサを実験的にベランダのプランターに置いています。高温・乾燥に強いと言われるこのメキシコマンネングサがどの程度の体力があるのかを知ってみたかったのです。最近は屋上緑化が都市温暖化防止策のように言われていますが、私はちょっと懐疑的な立場です。全く意味がないと言うわけではないのですが、ちょっとした工夫で十分な効果が得られると考えています。
と言うものの、メキシコマンネングサに罪はないのですから・・・。でも、外来種なんですよねぇ・・・
生物多様性条約締約国会議 COP10 [環境問題]
メディアの報道などをみていると、愛知万博の延長で環境をテーマにした国際イベント・・・みたいな空気があるのが少々気になっています。生物多様性に係わるNGOやNPO活動や市民の意識が高まることは良いことだと思いますが、「NGO/NPO祭り」になってしまわないだろうか・・・ということなのです。
結果として、一般市民を生物多様性などに対する議論から遠ざけてしまわないかと。
私は自然保護活動家ではないので、直接こういった集まりに係わることはないと思いますが、学校で環境について教えていることもあり、環境に関する講師などが連携して学生とともにCOP10を名古屋で開催する意義などについて話し合う会などを企画したいと考えています。