自動車にガンガン乗れってこと? [都市環境プランナー]
高速道路料金の減額化が想定されているらしいです。確かに家計には嬉しいですが、どうも納得がいかないといいましょうか。以前、「エコ替え」について書きましたが、車をどんどん買い替えて、遠くに行きましょう!みたいに聞こえますね。本当は住んでいる地域とか、公共交通の整備状況とかで、自動車移動を余儀なくされている人たちが対象なのでしょうが、今のキャンペーンのやり方では、国民のみなさんへ・・・みたいに見えてしまいますね。
私は、これからの高齢化社会と子育て環境を整える上では身近な公共交通の利便性を向上させることが必要だと考えています。しかし、社会はそうは向かっていないようです(笑)。
ドイツのカールスルーヘという都市に調査に行ったときの写真です。市街地部は公共交通しか乗り入れができないのですが、郊外にはパークアンドライドという駐車場が無料で整備されていて、最寄り駅まで自動車で乗って行き、そして市街地部にはトラム(路面電車)で移動という仕組みになっています。
また、シェアリングカーという共同で利用する自動車なども整備されていました。これだと自動車を維持する負担を軽くすることができます。日本は国民総中流社会からすこし上下が広がってきていますので、所得に応じた社会サービスを受けることができるような仕組みを作ることも大切かもしれません。
いずれにせよ、どうも自動車は乗らないようにしていくのか、それとも景気回復のためにガンガン乗れってことなのか良くわかりませんねぇ。
初めまして。
ワタクシもこのニュースには???です。
大声の出せるものが羨ましい・・・というか。
ペーパー歴数十年の愚痴でした^^;
by 【秋】 (2009-01-17 13:25)
車を持っている人は多くなりましたが、昔ほど買い換える人は少なくなったようですね。自動車販売の友人が言っていました。昔は(景気がいいころ)2回目の車検でもう買い換えるという人がいたそうです。販売の人も車検の時期に新車をガンガン薦めていたそうですが、今はそんな営業はあまりやってないようです。
by さくらそう (2009-01-17 20:46)
【秋】 さん
コメントありがとうございます。
公共交通が不便な地域の方々にとっての政策ですよ・・・というのであれば理解ができるのですが、今伝わっているニュアンスはそんな感じではないように思えますね。低炭素社会の構築云々との関係が一般国民には理解しにくいような気がします。
by TANIGUCHI (2009-01-18 09:40)
さくらそうさん
以前、2回目の車検の際に某大手自動車会社さんから新車を強く進められました。その時に、御社は世界の●●●なのに3年や5年で壊れるような車を作っているのですか・・・?と聞いたところ、その担当者は10年乗っているが全く壊れていませんと答えてくれました(笑)。
知人に自動車の開発部門の技術者がいるのですが、彼らに言わせても乗替えを促進するCMは技術者のプライドが傷つくと言ってましたよ。
「ものづくりニッポン」とはものを大切にして、長く使うことができる製品を作ることなのではないかと思うのですが・・・。
by TANIGUCHI (2009-01-18 09:44)
自動車業界の政治への発言力は、相当に強力なんでしょうね。
特に工場の有る地方自治体なんかは、ほとんど出先機関みたいなモノかも知れませんね。
当然、そこの選挙区から出る政治家は・・・。
by SAKANAKANE (2009-01-18 14:56)
SAKANAKANEさん
そんなことがない事を信じていますが・・・
企業誘致して、地域の人たちが大勢働いていたりすると物事は単純ではないでしょうね。
by TANIGUCHI (2009-01-18 22:02)