渡りはつらいよ [社会デザイン]
「渡りはつらいよ」という環境教育ゲームがあります。これは「プロジェクト・ワイルド」という米国環境教育協議会が開発し、日本においては(財)公園緑地管理財団がライセンス契約し普及につとめている環境教育プログラムです。私はこの上級指導者資格(ファシリテーター)を有していまして、機会があれば環境教育活動に活用したり、学校での講義で採用してエデュケーター資格を学生に与えています。
昨日あたりから、テレビや新聞で「渡りが云々・・・」との合唱をふと聞いた時に、そんなに「渡りがつらいよ」のアクティビティが有名になったのか・・・と勝手に思い込んでいたら、官僚の天下りの話でした(笑)。
ちなみに、「渡りはつらいよ」というアクティビティは渡り鳥の生息環境に人為的な開発や自然災害によって大きな影響が与えられるというものをシミュレーションゲームにしたものなのです。そこで、子供たちは渡り鳥というのは大変な環境の中で生きていることを実感するわけです。
一方人間社会の渡りとは・・・とても居心地の良い話なんですねぇ。
こういったことを子供たちが知ってしまうと、環境教育はとても難しくなってしまうのですが・・・
プロジェクトワイルドホームページ
http://www.projectwild.jp/
タグ:プロジェクトワイルド 環境教育
「渡りはつらいよ」、子供はもちろん、大人にも良さそうですね。
by SAKANAKANE (2009-01-10 17:53)
SAKANAKANEさん
自然界の中での本当の“渡り”というのは辛いものなんですよ~って(笑)
by TANIGUCHI (2009-01-10 21:24)