Bowling Alone 米国コミュニティの崩壊と再生

ロバート・パットナムのBowling Aloneがやっと届きました。４月のアマゾンに注文していたので、１ケ月も掛かりました。この本は1993年に出版されたMaking Democracy Work（哲学する民主主義）でイタリアでの政策を分析して「ソーシャル・キャピタル（社会関係資本・社会共通資本）」を提起し、さらに米国の現状を分析し、2000年に公表されたものなのです。ソーシャル・キャピタルに近い概念は1960年代にジェイン・ジェイコブスが「アメリカ大都市の生と死」などで指摘していましたが、ソーシャル・キャピタルは現代的に再構築されたものと考えても良いかもしれません。

私は、愛知万博での循環型社会実験としてのＥＸＰＯエコマネーセンターをこの視点から説明がつくのではないかと考えており、関連する文献を読み漁っております。できれば、訳書よりも原書ということで・・・などど考えているのと、訳書は値段が高くて・・・という現実的な壁もあります（哀）。しばらくは、辞書片手に時間をつくって読み進めようと思います。

Bowling Alone: The Collapse and Revival of American Community

• 作者: Robert D. Putnam
• 出版社/メーカー: Touchstone Books
• 発売日: 2001/08/07
• メディア: ペーパーバック

 

訳書はこちらです・・・

孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生

• 作者: ロバート・D. パットナム
• 出版社/メーカー: 柏書房
• 発売日: 2006/04
• メディア: 単行本

ちなみに

哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造

• 作者: ロバート・D. パットナム
• 出版社/メーカー: NTT出版
• 発売日: 2001/03
• メディア: 単行本

さらに・・・

The Death and Life of Great American Cities

• 作者: Jane Jacobs
• 出版社/メーカー: Vintage Books
• 発売日: 1992/11
• メディア: ペーパーバック

訳書は・・・もう絶版になっているかもしれませんが・・・あの黒川紀章さんの翻訳です。

アメリカ大都市の死と生 (1977年)

• 作者:
• 出版社/メーカー: 鹿島出版会
• 発売日: 1977/03
• メディア: －

コメント 2

難しそうですが、興味有るかも・・・
翻訳、がんばってください！
（＾。＾）
by marco (2007-05-31 20:23) 

marcoさん
コメントありがとうございます。
翻訳なんてレベルじゃないですが、とりあえず研究に必要な部分を頑張って探します。
ソーシャル･キャピタルは珍しい概念ではないのですが、日本のメディアは都合の良いように解釈するのが常なので、原作はしっかりと読んでおこうと思っております。と格好の良いことを言っても・・・頑張れるかな・・・結構分厚いんですよね(笑)
by TANIGUCHI (2007-05-31 21:53)